着物買取に相場影響を与えるのはブランド？ブランドの違いと他に影響するポイント

着物買取の相場はブランドによる差が大きく、どこで購入したのか、産地などがどこかが鍵になってきます。
産地や加工方法がそのままブランドになっているケースも多く、価格に直接影響を与えるからです。
メジャーで人気のあるブランドほど相場は高くなる傾向があり、マイナーな物やノーブランド品は価格がつきにくくなるのです。

着物買取の相場はブランドに大きく影響を受ける

着物買取の相場はブランドに大きく影響を受けます。
購入した着物店や反物の産地などが特に重要で、作家のブランドがつけばそれだけ買取金額も高くなります。
作家の有名さやブランドの知名度も重要で、人気が高いほど買取価格も上がっていくのです。
逆に価格が高くてもマイナーなブランドや作家物であれば価格はつきにくくなります。
購入価格の高さが買取金額の高さとイコールとなるわけでは無いのです。
ただし、ある程度の関係はあり、手織りや手縫いなどの付加価値で価格が上がる場合があるのもポイントです。

具体的なブランドの差はどういった物か

ブランドの差としてわかりやすく差が出るのが紬です。
紬は着物としての格が引く一方で、伝統工芸品としてブランドが確立されていることが多く、産地別で大きな違いが出ます。
簡単に調べるだけで様々な紬の情報がヒットするのもポイントです。

・大島紬
・結城紬
・塩沢紬
・牛首紬

これらはあくまで一部であり、まだまだ種類があります。
これらの着物中で高額査定がつきやすいのが大島紬と結城紬です。
人間国宝を含む作家物が含まれるため非常人気が高いのがポイントになります。
品質が高くても知名度が低く、高額買取が難しい紬があるなどブランによっても差があるのです。

どこで購入したかというのも立派なブランドになる

着物を購入する場合は着物店で購入するのが一般的です。
古着として購入する人も増えていますが、実はどこから着物を購入したかは重要なポイントになってきます。
これは販売する着物店によっては独自の基準があるため、販売店がブランドとして通用することがあるためです。
例えば老舗の呉服屋や、有名デパートの着物店の場合はブランド性が高い物として扱われます。
品質が高い物を扱わないと店の名前に傷がつく可能性があるためです。
そのお店で売られているというだけで一定品質以上の保証がつく場合があるのです。
高額買取を目指す一つの目安にもなっています。

同じブランドでも流行などの影響を受けることも

着物買取の相場を知る上で大切になるのが流行による影響です。
一言で着物といっても色や柄には様々な違いがあります。
時代によって好まれる柄や色が変わることがあるため、同じブランドでも価格差が生じる場合があるのです。
人気の色や柄、モチーフのものはそれだけ買取相場が上がる傾向があります。
逆にユニークなモチーフの着物などは評価が分かれやすく、どこに買取を依頼するかで価格差が出ることも珍しくないのです。

買取を依頼する店のジャンルにも違いがある

着物買取を依頼するお店のジャンルによっても相場に違いが出ます。
リサイクルショップは全国で価格の差が出ることが少ない代わり、買取価格が安い傾向があります。
これは専門スタッフがいるリサイクルショップが珍しく、ブランドの価値がわからないことが増えるからです。
大手リサイクルショップではある程度マニュアルが出きている場合も増えますが、どうしても網羅しきれない部分がでてきます。
着物買取を依頼するのであれば着物買取専門店の方が高くなりやすいのです。

実際の買い取り相場はいくらくらいになるのか

着物買取の相場はブランドや着物の状態によって大きく変わります。
基本的に買取を依頼しても数十万円を超えるようなことは珍しく、作家物などの希少性がない限り数万円程度が上限になることがほとんどです。
しかし、絞りの着物で総絞りになっている場合や、明らかに手間がかかることがわかる着物に関しては高額買取が目指せます。
既製品の着物などは価格も安くなる傾向がありますが、フォーマルに使えるなど実用性が高い物はまた評価が変わります。
着物は着る人の体型による価格の評価もあるため、相場をつかみにくいのもポイントになっています。